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拉致被害者家族 支援求めて訪米 政府関係者らと面会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 北朝鮮による拉致被害者の早期帰国に向けて米国の支援を求めるため、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、被害者家族会代表の拓也さん(55)らが29日、ワシントンに向けて羽田空港から出発した。
 拓也さんは空港で報道陣に「北朝鮮が全拉致被害者の一括帰国を約束するなら日本政府の人道支援に反対しないという新たな運動方針と、私たちの苦しい思いを伝えていきたい」と語った。
 家族会からはほかに、田口八重子さん=同(22)=の長男で事務局長の飯塚耕一郎さん(47)が参加。古屋圭司元国家公安委員長ら超党派でつくる「拉致救出議員連盟」、支援団体の「救う会」も加わる。
 飯塚さんは「いち早く家族を救うためにも、米国のサポートや協力、理解は重要だ」と訪米の意義を語った。
 ワシントンでは、政府関係者や議員らと面会し、拉致問題の現状を説明する。訪米団は5月4日に帰国する予定。