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アジア開銀総会 日本に27年誘致 鈴木財務相


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 【トビリシ共同】鈴木俊一財務相は5日、ジョージア(グルジア)の首都トビリシで開かれたアジア開発銀行(ADB)年次総会の閣僚級会合で演説し、2027年総会の日本誘致を表明した。日本開催が実現すれば、17年の横浜市以来で6回目となる。年次総会は同日閉幕した。
 日本は米国と並ぶ最大の出資国で、年次総会は10年ごとに日本で開催されるのが慣例となっている。これまで横浜市のほかに、東京都と大阪市、福岡市、京都市で開いた。財務省は今後、開催候補地の募集など誘致に向けた作業を進める方針。
 鈴木氏は、アジア・太平洋地域に関し、世界の経済成長をけん引する「重要なエンジンだ」と指摘し、大きな役割を担っていると説明した。その一方、貧困問題に加え、自然災害がもたらす悪影響に懸念を示し「気候変動は喫緊の課題だ」と強調した。途上国を支援する基金積み増しへの資金拠出などを通じて気候変動対策に貢献していく姿勢を示し、ADBに対しても「積極的な役割を期待する」と述べた。