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6新人の争いか 静岡知事選あす告示


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 自民党は、9日告示の静岡県知事選に無所属で立候補する元副知事大村慎一氏(60)を党本部として推薦する方針を固めた。自民関係者が7日、明らかにした。大村氏と、元浜松市長の無所属鈴木康友氏(66)、共産党県委員長の森大介氏(55)ら計6新人が出馬する。立憲民主、国民民主両党は鈴木氏の推薦を決めており、与野党対決の構図となる公算が大きくなった。投開票は26日。
 自民静岡県連は4月23日に大村氏の推薦を党本部に上申していた。自民が全敗した同月28日の衆院3補欠選挙後、初の大型選挙となるため、党内には態度決定することに慎重論もあった。関係者によると、茂木敏充幹事長が県連側に推薦する意向を伝えた。公明党は自主投票を決めている。
 知事選は川勝平太知事の辞職に伴い実施される。会社社長の無所属浜中都己氏(62)と自営業の無所属村上猛氏(73)が7日、出馬を表明した。ほかに政治団体代表の横山正文氏(56)も立候補する。川勝氏が環境への影響を懸念し、静岡工区の着工を認めてこなかったリニア中央新幹線への対応などが焦点となる。