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防衛力強化説明 地元へ続けたい 林官房長官


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 【東京】林芳正官房長官は15日の定例会見で、沖縄が日本復帰52年を迎えたことについてコメントした。「基地負担の軽減を図っていくことが必要」とした上で、南西諸島への軍備強化に関しては「防衛力強化の必要性」も含めて地元への説明を続けたいと述べた。
 国土の0・6%の県土に米軍基地が集中していることについては「大きな基地負担を担っていただいている」とし、「日米で合意した沖縄統合計画による嘉手納以南の土地の返還を着実に進める」と述べた。
 南西諸島での軍備強化は「力による一方的な現状変更や、その試みを決して許容しないというわが国の意思を示す」ものであり、「島しょ部への攻撃に対する抑止力・対処力を高め、国民の安全安心につながる」と説明した。 (嘉数陽)