嘉手納町議会の仲村渠兼栄議長らは16日、県庁を訪ね、嘉手納基地で常態化する米軍パラシュート降下訓練に厳重抗議する意見書を溜政仁知事公室長に提出した。県に対して国や米軍への厳正な対応を求めた。
意見書は、嘉手納基地でのパラシュート訓練全面禁止や、伊江島補助飛行場の滑走路改修が完了するまでの間、訓練を県外・国外で実施することなどを求めた。
仲村渠議長は「三連協とも連携し、県民に平穏で、日常的に問題のない生活をさせてほしい」と訴えた。
金城利幸町議は、玉城デニー知事が5月10日に上京し、国へ嘉手納基地の負担軽減を要請したことを評価した。
溜知事公室長は、県が3月に伊江島の飛行場を視察したことや知事による関係省庁への要請について説明し「諦めるわけにはいかない。(国などに)言い続けることが大事。地元の三連協の皆さんと一緒になって頑張っていきたい」と述べた。
町議会は同日、外務省沖縄事務所の黒石亮副所長にも意見書を手渡した。 (與那原采恵)
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降下訓練に厳正対応を 嘉手納町議会、県に要請
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琉球新報朝刊
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