【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡る住民らによる訴訟で、原告適格を認め、審理を一審那覇地裁に差し戻した福岡高裁那覇支部の判決を巡って、県関係の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は23日、国交省に対して上告しないよう求める要請をした=写真。同会会長の赤嶺政賢衆院議員は「原告適格が認められ、県民は本当に喜んでいる。上告せず、正々堂々と裁判で辺野古建設の在り方について議論を戦わせるべきだ」と訴えた。
国交省で、水管理・国土保全局の廣瀬昌由局長に要請書を手渡した。
上告期限は今月29日。国側が上告しなければ判決が確定し、辺野古の埋め立てを巡る国交相の裁決について一審で実質的な審理が初めて行われる。要請後の会談は非公開だった。会談後に取材に応じた赤嶺氏によると、「関係省庁と検討中だという返答しかなかった」という。 (嘉数陽)
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国に上告断念要請 うりずんの会 辺野古高裁判決受け
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琉球新報朝刊
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