【エルサレム、カイロ共同】イスラエルメディアは27日、同国軍事筋の話として、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファのエジプト境界地帯でイスラエル、エジプト両軍が銃撃戦になったと伝えた。エジプト軍は、兵士1人が死亡したと発表。イスラエル軍は銃撃事件について「エジプト側と協議している」とした。
エジプト政府系メディアによると、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘員らとの銃撃戦がエジプト側に飛び火したため、エジプト兵が自衛として発砲、両国軍の銃撃戦へと発展した。エジプト政府はさらに調査を進め、再発防止のため必要な措置を講じる考えだという。イスラエル紙マーリブはエジプト側が先に発砲したと伝えた。
エジプトはイスラエルとハマスの戦闘休止を巡る間接交渉の仲介国。イスラエル軍が今月上旬にラファで「限定的」として地上作戦を開始して以降、両国関係は悪化している。
有料
イスラエル、エジプト交戦 ガザ境界、兵士1人死亡
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)