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高濃度PFAS再検出 米軍三沢基地周辺ため池


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 青森県と同県三沢市は3日、米軍三沢基地(同市)の東側にあるため池の水質を調査した結果、国の暫定目標値の約14倍に当たる有機フッ素化合物「PFAS」が検出されたと発表した。市民団体が1月に独自調査した結果とほぼ同じ内容。今後定期的に水質を調べて推移を見るほか、三沢市は浄化方法など詳しい情報を示すよう引き続き米軍に求める方針。
 東京都の市民団体「食の安全・監視市民委員会」が3月、ため池の水から高濃度PFASが検出されたと発表。県と市は4月、ため池と、その水が流れ出る太平洋の4カ所で採水を実施した。
 分析の結果、ため池では1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)とする暫定目標値を大幅に超える720ナノグラムのPFASを検出。太平洋の4カ所では目標値を下回った。