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米海軍、初の警備艇訓練 横須賀 空包射撃 今後沖縄でも


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米海軍は4日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)で機関銃による空包射撃を伴う警備艇訓練を実施した。射撃音による住民への影響などを懸念し、防衛省は近隣の町内会や学校に事前周知した。6日までの3日間、午前9時~午後4時の予定で、市によると、同様の訓練は日本で初めて。
 防衛省から説明を受けた市によると、訓練は仮想敵の船が侵入したと想定し、憲兵隊が警備艇で応戦。空包は全て基地内に向けて撃ち、付近を航行する民間船に銃口を向けることはないという。
 午前9時20分ごろから、周辺で「パンパンパン」と射撃音が断続的に鳴った。近くの海岸沿いの公園では、防衛省や市の職員が音の回数や聞こえた時刻を記録した。
 訓練は米海軍の全ての施設で求められており、米カリフォルニア州のサンディエゴ海軍基地などで実施された。今後、米海軍は沖縄県や長崎県の海軍施設でも訓練するとみられる。