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米戦略爆撃機 韓国軍と訓練 北朝鮮けん制


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ソウル共同】韓国国防省は5日、米軍のB1B戦略爆撃機と韓国軍の戦闘機が同日、朝鮮半島で空中訓練をしたと発表した。軍事偵察衛星や弾道ミサイル、ごみ風船を飛ばす北朝鮮をけん制する狙いとみられる。韓国政府は4日、南北首脳が緊張緩和を図るため2018年に締結した軍事合意の効力の全面停止を宣言しており、緊張が高まっている。
 訓練では韓国内の演習場に精密誘導装置「JDAM」を付けた爆弾を投下した。韓国国防省は目的に関し「韓米が緊密に協力し、連合防衛態勢を強化する」と説明した。
 韓国国防省によると、米戦略爆撃機と韓国軍の空中訓練は今年2回目。前回は4月、航空自衛隊のF2戦闘機も参加し、3カ国が韓国南部・済州島の南東空域で実施した。