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立民吉田統氏 党支部寄付 税控除対象、「身銭切った」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 立憲民主党の吉田統彦衆院議員(比例東海)が、自身が代表を務める政党支部に寄付をしていたことが7日、吉田氏側への取材で分かった。租税特別措置法では、個人が政党支部などに寄付した場合に所得税の一部を控除され、複数の自民党議員が税控除を受けていたことが判明している。吉田氏の事務所は「運営のために身銭を切って寄付した」と説明している。
 事務所によると、寄付先は「立憲民主党愛知県第1区総支部」。原資は吉田氏が眼科医として勤務した報酬や不動産収入で、総支部の人件費などに使うためだったとしている。吉田氏は記者団の取材に「適切な行為だ」と述べた。
 租税特別措置法では、個人が政党・政党支部に寄付した場合、寄付額の約3割を控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれる。自民の稲田朋美衆院議員(福井1区)や菅家一郎衆院議員(比例東北)も、政党支部に寄付し、税控除を受けていたことが明らかになっている。