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滑走路の延長は 「民生利用前提」 竹富町長


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 【竹富】有事の際の住民避難について検討する自民党プロジェクトチームの4日の会合で、前泊正人竹富町長が「特定利用空港」候補となっている波照間空港の滑走路延長を求める意向を示していた件で、町長は12日「あくまで民生利用が前提」との見解を示した。この日の町議会定例会一般質問で大浜一将氏に答えた。
 前泊町長はその上で「島の活性化、発展のためには滑走路を延長するべきではないか、国民保護の観点から空路もあるのであれば活用していく、そういう観点で滑走路延長は必要だと申し上げた」と答弁した。
 大浜氏は2020年度から23年度の米軍や自衛隊の波照間空港の利用回数についても質問した。町担当者は県空港課に確認したとして「利用がなかった」と答えた。 (照屋大哲)