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国交省「航空法違反せず」 佐賀空港低空飛行で伝達


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが2月、佐賀空港(佐賀市)上空を低空飛行した問題で、九州防衛局は13日、佐賀県に対し「ヘリは空港管制塔と交信を行っており、航空法に違反しないと国土交通省から回答を得た」と伝達した。
 県や防衛局によると、ヘリは訓練のために長崎県の陸上自衛隊相浦駐屯地から、熊本県の高遊原分屯地へ向かっていた。2月28日午後0時10分ごろ、佐賀空港の滑走路付近を高さ10~20メートルほどの低空で飛行した。民間機の運航への影響はなかった。日米地位協定に基づく航空特例法で、国内の米軍の飛行に事実上制約はない。防衛局は「米側に対し、引き続き再発防止の徹底を求めていく」とコメントした。