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都民どう守るか 生活に直結課題 小池氏、知事選争点


都民どう守るか 生活に直結課題 小池氏、知事選争点 小池都知事
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指し立候補を表明した小池百合子知事(71)は14日の定例記者会見で、知事選の争点を問われ、子育てや介護といった生活に直結した課題を挙げた上で「災害や昨今の国際情勢を見るに、どう都民を守るかが大きな争点だ」と述べた。公約は18日に公表する意向も示した。
 連合東京が小池氏を支持する方針を固めたことも判明。前回の知事選でも支持しており、19日の執行委員会で正式決定する見込み。
 小池氏は会見で、自民党との関係について「政党との間合いにはさまざまな課題があるが、特に保守層の皆さんからエールを頂いている。いろんな方々からご支援を頂ける中で、しっかりした選挙を行いたい」とした。事実上の与野党対決との見方に関しては「選挙結果は有権者の判断。国政を持ち込むとかえって都民が戸惑うのではないか」と話した。
 4月の衆院東京15区補欠選挙を巡る妨害事件で「身の危険を感じた」とした上で、選挙運動は街頭演説などに加え、人工知能(AI)や交流サイト(SNS)も活用する考えを示した。既に生成AIを使い自身が話しているように見える動画をX(旧ツイッター)に投稿している。
 一方、立憲民主党の泉健太代表は14日の記者会見で、党として蓮舫参院議員(56)=離党届提出=を自主的に支援する考えを明らかにした。連合は立民の最大の支援組織だが、共産党からも全面的支援を受ける蓮舫氏の姿勢を疑問視する声が上がっており、蓮舫氏支持は見送ることになったもようだ。