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DX時代に対応 協力強化で一致 日中韓教育相会合


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ソウル共同】日本と中国、韓国による教育相会合が15日、ソウルで開かれ、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に対応した教育改革を進めるため3カ国間の協力を強化していくことで一致した。若い世代の交流促進に向けた連携を続けていく考えも確認した。
 日中韓教育相会合の開催は2020年1月以来。盛山正仁文部科学相、中国の懐進鵬教育相、韓国の李周浩(イジュホ)・社会副首相兼教育相が参加した。日中韓が今年5月の首脳会談で人的交流の活性化で合意したことを踏まえ、議論を深めた。
 盛山氏は冒頭あいさつで「教育交流は、日中韓の未来に向けた相互理解と信頼を育む」と強調。懐氏は「(3カ国協力は)地域の繁栄と世界の安定化に貢献する」と述べ、李氏は「未来世代がDXの時代を先導できるよう積極的に支援しましょう」と呼びかけた。
 同会合は16年に始まり、3カ国が持ち回りで開催。今回で4回目となり、次回は日本で開く。