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給食無償化意見書相次ぐ 38都道府県200議会超 衆院に提出


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 学校給食の無償化、財政支援を国に求める意見書を2022年~24年3月に少なくとも38都道府県の200を超える地方議会が衆院に提出していたことが18日、衆院事務局への取材で分かった。無償化導入は自治体ごとにばらつきがあり、地域格差を生じさせないようにするべきだとの意見を反映した。
 学校給食法は、給食にかかる設備費などは自治体の負担とし、食材費は保護者負担と定める。子育て支援や貧困対策などとして無償化する自治体が増え、文部科学省の調査によると、公立小中学校で給食を無償提供する自治体が昨年9月時点で全体の3割に上った。
 ただ、財源などの問題で、導入に踏み切れない自治体もあり、地域格差が生じていることから、国が主導して全国一律で無償化するよう求める意見が多い。