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給食無償化 意見書可決 石垣市議会


給食無償化 意見書可決 石垣市議会 知事宛の「市町村負担のない給食費無償化を求める意見書」を賛成多数で可決する石垣市議会=17日、同議会議場
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 【石垣】石垣市議会(我喜屋隆次議長)は17日の定例会最終本会議で、「市町村負担のない給食費無償化を求める意見書」を賛成多数(賛成13、反対7、退席1)で可決した。宛先は沖縄県知事。

 首相、衆参両院議長ら宛ての「給食の無償化を求める意見書」と市に無償化を求める決議をそれぞれ全会一致で可決した。県への意見書で、中学校のみ2分の1を補助するとしている県に対し「一方的に知事の公約を押しつけるもの」だと批判。「各市町村と協議し、市町村負担のない全額県費負担による小学校も含めた無償化を実現するよう強く要望する」と求めた。

 野党は無償化に賛成としつつ、県からの説明を聞いてから対応を考えてもいいのではないか、などと訴えて反対した。

 国への意見書で「財源の確保も含め国の責任で無償化を実施」すること、市への決議では財源確保などを含め「早期に実施」するよう求めた。

 「新石垣空港の滑走路延長・エプロン拡張などの機能強化を求める意見書」も賛成多数(賛成13、反対8)で可決した。宛先は知事。

 (照屋大哲)