有料

検討状況は「加速化」 北大東レーダー配備 防衛相、重要性強調


検討状況は「加速化」 北大東レーダー配備 防衛相、重要性強調 閣議後会見で質問に答える木原稔防衛相=25日、防衛省
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 【東京】北大東村への航空自衛隊移動式警戒管制レーダー配備計画を巡り、木原稔防衛相は25日の閣議後会見で検討状況を問われ「加速化させている」と語った。北大東村について「わが国周辺の警戒監視を継続的にしていく上で重要な位置にあり、配備の有力な候補地だと考え、2023年度末まで現地調査などをしてきた」と強調した。

 その上で「現時点では配備を決定したものではない」としつつ「北大東村とよく連携していく」と述べた。

 沖縄防衛局幹部は27日、同村を訪れて鬼塚三典村長や村議会議員らと面談し、配備に向けて進めてきた調査の結果を説明する予定。正式に配備の意向を伝えるとみられる。7月上旬の住民説明会開催も検討中。24年度内に土地取得を始める見通し。

 (明真南斗)