日本港湾協会はこのほど、2024年度の港湾技術賞に沖縄総合事務局那覇港湾・空港整備事務所の「那覇港国際クルーズ拠点整備事業」を選出した。また、長年にわたって港湾業務に従事し、顕著な功績を挙げたとして元県北部事務所長の桃原一郎氏ら5人を港湾功労者に選出した。受賞者らは25日、県庁に土木建築部の前川智宏部長を訪ね、受賞を報告した。
「那覇港国際クルーズ拠点整備事業」は、DX技術を活用した効率的な港湾整備が評価された。事業を担当した沖縄総合事務局那覇港湾・空港整備事務所の金丸佳介所長は「賞を励みに、(今後も)しっかりと整備を進めていく」と話した。
港湾功労者に選ばれた桃原氏は「21年に、(本島北部に)軽石が大量に押し寄せてきた。現場責任者として国と一緒になって、現場復旧に取り組んだ」と振り返り、受賞に感謝した。
港湾功労者に選ばれたのは桃原氏のほか、元沖縄総合事務局職員の前川進氏、金城信之氏、吉平健治氏、元県土木建築部参事の野原良治氏の4氏。
(與那原采恵)