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シェルター整備 来月市民に説明 石垣、市内で複数開催


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 【石垣】石垣市は1日、有事を想定した特定臨時避難施設「シェルター」整備と国民保護計画について、8月上旬に全市民を対象にした意見交換会を開くと発表した。石垣市として初めての実施となる。シェルターなどの必要性を説明し、市民から幅広く意見を募りたい考え。中山義隆市長や内閣官房の担当者らが出席予定。石垣市民会館など市内複数箇所で複数回実施する。

 市は市役所隣接地に防災公園を造り、その地下に駐車場を整備してシェルターとしても活用する。2026年度の完成を目指す。

 内閣官房が6月に地下駐車場のシェルターに関する指針を公表したことを受け、市は具体的な予算規模などについて国と調整を進めている。

 1日、知念永一郎副市長や嶋田廉企画部長らが市役所で会見し、市民の意見を踏まえて詳細な検討を進めたいとした。報道陣から、市民からシェルター反対の声が多く上がった場合は、市として整備を取りやめる可能性もあるか問われた知念副市長は「市民の生命、身体、財産を守るため市としては進めていきたい」と答えた。

 (照屋大哲)