日本国際貿易促進協会(国貿促)訪中団に参加し中国・北京を訪問している照屋義実副知事は1日、訪中団の一員として中国の何立峰副首相(国務院副総理)ら政府関係者と面会した。県によると、国貿促の河野洋平会長から、地方都市間の交流に関して沖縄県と福建省との交流が非常に盛んになっているとの言及があったという。
照屋副知事は1日午前、北京市通州区の担当者の案内で、琉球国墓地遺跡と、かつて琉球人が北京を訪問する際に通ったとされる通運橋を訪れた。墓地遺跡には、これまで14人が埋葬されていたとされてきたが、最近の研究で17人が埋葬されていたことが分かったことなどが説明された。
県産品を取り扱う流通事業者や、沖縄への旅行プランを提供する旅行社、北京沖縄県人会との昼食会にも参加した。
照屋副知事は「中国で活躍される皆さんのネットワークと連携しながら、経済、文化、学術をはじめさまざまな分野で沖縄と中国の交流を進めたい。沖縄と中国の架け橋となり、各界で活躍することを期待する」と述べた。
(沖田有吾)