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法令違憲13例目


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 最高裁は法令が憲法違反かどうかを判断する「違憲立法審査権」を持ち、新たな憲法判断を示す場合は全15人の裁判官が参加する大法廷で審理する。法令を違憲と判断したのは今回の旧優生保護法で13例目となった。
 戦後初の法令違憲は1973年。両親らを殺害する「尊属殺人」罪に死刑か無期懲役しかないのは通常の殺人罪より厳し過ぎて不平等だとした。
 75年には、薬局の新規開設を制限した旧薬事法を、職業選択の自由に反すると指摘。直近は昨年で、性同一性障害の人が性別変更する際、生殖能力をなくす手術を要求する性同一性障害特例法の規定を違憲とした。