沖縄市の平田嗣巳副市長と沖縄市東部海浜開発推進協議会(宮里敏行会長)など4団体らは、4日、県庁に池田竹州副知事を訪ね、沖縄市の東部海浜開発地区「潮乃森」の早期実現について要請した。沖縄市は「観光産業を柱とする県にとって、潮乃森の具現化は、観光産業を推し進める観点からも積極的に取り組むべきだ」とし、県が担当する埋め立て部分の積極的な推進など3項目を要請した。
池田副知事は「昨年度、内閣府との調整で補正予算を措置してもらった。県が担当する部分の整備を進めている」と述べ、引き続き、沖縄市や関係団体らと連携したいと協力を呼びかけた。
潮乃森の埋め立て工事は、2002年に着手。23年時点で約6割がおおむね完了しており、県が担当する埋め立て工事区域については、29年までに完了する予定としている。
(與那原采恵)