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「悪質で卑劣」米兵犯罪批判 那覇市長がコメント


この記事を書いた人 Avatar photo 嘉陽 拓也

 那覇市の知念覚市長は5日、市内外で米兵による性的犯罪が相次いでいることに「激しい怒りを感じている」とのコメントを発表した。

 米空軍兵による少女誘拐暴行事件などに加え、那覇市内で米海兵隊員が女性の胸を触るなどの県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕されたことを受けて発表した。

 市長は被害者の回復を願うとともに、米軍人による犯罪が相次ぐことで「市民が安心して日常生活を送ることが難しい」と批判。被害者や家族への謝罪や補償とともに、「悪質で卑劣な事件を二度と起こさない」有効な対策を求めている。

 市によると、2016年から今年6月末までに、沖縄防衛局から情報提供を受けた那覇市内での米軍人・軍属による事件事故は計124件。内訳は、酒気帯び運転が79件と最多で、銃刀法違反と暴行が各8件、住居侵入や器物損壊が各4件などで、2020年には強制わいせつ事案が1件あった。

(嘉陽拓也)