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沖縄の課題解決「党派を超えて」 退任で照屋前副議長


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 県議を引退した照屋守之前県議会副議長(68)がこのほど、副議長退任のあいさつで琉球新報社を訪れた。5期20年を振り返り、県民、地域の課題解決には「党派を超えてまとまることが重要」と話した。今後の政治活動については、地域や支援者の「声を聞いて判断したい」とした。

 任期中の印象深いこととして、2012年のオスプレイ配備に反対する県民大会と19年の新基地建設問題の是非を問う県民投票の実現を挙げた。自民県連の幹部として調整役を務めた経験から「基地問題あるいは自衛隊問題も、立場が違っても党派を超えて一つにまとまる。そうじゃないと(政府に)太刀打ちできない」と語った。

 照屋氏はうるま市具志川出身。1994年に具志川市議に初当選。2004年に県議初当選し5期。自民県連幹事長、会長代行、会長などを歴任し、23年3月に自民党を離党した。

 (佐野真慈)