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賛成少数でも会見「抗議見直しを」 安和事故受け 石垣議会与党


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 名護市の安和桟橋前の路上で、ダンプカーに衝突された警備員男性ら2人が死傷した事故を受け、石垣市議会の与党連絡協議会(長山家康会長)は5日、市議会多目的室で会見し、国や県に対し、市民の抗議行動の安全管理を徹底し、対応を見直すよう求めた。現場では米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、埋め立て用土砂搬出に対する市民による抗議が行われていた。この日の臨時会で、高良宗矩氏(自由民主石垣)が会見で求めた内容を盛り込んだ意見書を緊急動議で提出したが、賛成少数で審議されなかった。

 臨時会終了後の会見で、与党連絡協議会は「抗議行動と妨害が同じくくりになっている。事故を二度と繰り返さないよう早急な対応が必要だ」などと述べた。

 事故は新基地建設に使用される土砂搬出に対する抗議活動が行われている安和桟橋前で発生した。県警がカメラ映像などを基に、事故原因を調べている。

 (照屋大哲)