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米軍PCB「要請にない」 室蘭市長 環境相と会談後に


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 北海道室蘭市の青山剛市長は9日、伊藤信太郎環境相と環境省で会い、人体に有害な高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物を市内の施設で受け入れるとした上で、施設の処理期限である2025年度末を厳守するよう要請した。伊藤氏は「責任を持って対応する」と応じた。  青山市長は9日、受け入れには米軍保有分も含むのか記者団に問われ「(環境省からの)要請にそもそも入っていない」と答えた。
 環境省は今年3月、西日本エリアを受け持ってきた愛知県豊田市、大阪市、北九州市にある関連施設での処理を終了。室蘭市に対し、西日本エリアで今後新たに高濃度PCBの廃棄物が見つかった場合の受け入れを要請していた。