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嘉手納降下訓練で抗議 三連協 基地負担増を危惧


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】米軍が8日、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことを受け、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は11日、訓練実施への抗議と中止などを求める抗議要請文を日米関係機関宛てに郵送した。「なし崩し的な運用による基地負担の増加を非常に危惧している」などと批判した。
 抗議要請では降下訓練について、今年に入り5回実施されていることに「実質的な常態化であると言わざるを得ない」とした。「国および米軍は、地元の意向を受け止め、改めて基地負担の軽減に取り組むべきである」と指摘した。
 (1)嘉手納飛行場で降下訓練を行わないこと(2)伊江島補助飛行場の補修計画を明らかにし、早急に整備すること(3)「例外的」とされる要件について、具体的な詳細を明らかにすること―の3点を求めた。  (金盛文香)