有料

自民党都連会長 萩生田氏が辞意 都議補選大敗受け


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民党の萩生田光一前政調会長は16日、東京都議補欠選挙で大敗した責任を取り、都連会長を辞任する意向を示した。党本部で開いた都連の幹部会合で了解されたといい、報道陣に「指揮を執った私の責任は大きかった。責任を取らざるを得ないと決断した」と説明した。都連は8月にも後任を決定する方針。
 自民は7日投開票の都議補選(欠員9)で萩生田氏の地元、八王子市選挙区で敗北するなど、擁立した8選挙区で2勝6敗だった。萩生田氏は、派閥の政治資金パーティー裏金事件で党役職停止1年の処分を受けたが、都連会長は党本部の役職ではないとして続投していた。萩生田氏は後任の都連会長に関し「人心を一新し、新しい体制でしっかりやっていこうと決めた」と述べた。
 都議補選と同じ7日投開票の都知事選では、政党に頼らなかった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が無党派層の支持を集め2位となり、自民内で今後の選挙への懸念が広がった。