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【一問一答】市民の暮らしに寄り添う 桃原氏が出馬表明 宜野湾市長選 沖縄


【一問一答】市民の暮らしに寄り添う 桃原氏が出馬表明 宜野湾市長選 沖縄 宜野湾市長選への出馬を表明する桃原功氏=9日、宜野湾市赤道
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

宜野湾市長選への出馬を表明した桃原功氏と報道陣の主なやりとりは次の通り。 
 ―選挙戦の争点と最も取り組みたい政策は。
 「相手候補は『宜野湾がいちばん』と言うが、やや行政目線で、市民に寄り添っていない。マスコミは辺野古新基地の是非が一番の争点としたいのかもしれないが、一番は市民の暮らしに寄り添うことだ」
 ―暮らしに寄り添う政策とは。
 「沖縄と本土には賃金格差がある。公契約条例を制定し、労働者の賃金を上げる。罰則規定も検討したい」
 ―相手候補との政策の違いは。
 「基地問題だ。今年は沖国大へのヘリ墜落事故から20年の節目なので、市議会で世論喚起に向け市民集会の開催を故松川正則市長に提案した。だが市は『予定してない』との答弁で残念だ」
 「市長と普天間飛行場司令官との定期ミーティングがあるが、早期返還の話ができない実態がある。私は司令官にも臆せず粘り強く訴えたい」
 ―普天間飛行場返還の道筋をどうつけるか。
 「3万人いるといわれる在沖海兵隊の3分の1に相当する9千人の部隊が、今年中にグアムへ移転する。そう考えると普天間飛行場や辺野古新基地は必要なのかと、おのずと疑問が上がる。こうした事実をとらえて返還できるよう強く訴える」