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陸自オスプレイ沖縄本島初飛来か 日米演習で計画 与那国には米軍からも


陸自オスプレイ沖縄本島初飛来か 日米演習で計画 与那国には米軍からも オスプレイ(資料写真)
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 10月下旬から始まる最大級の日米共同統合演習「キーン・ソード」で、沖縄本島や石垣島(石垣市)、与那国島(与那国町)などに陸上自衛隊輸送機V22オスプレイを使って訓練する計画があることが13日、複数の関係者への取材で分かった。実行すれば本島や与那国島へは初飛来となる。また、与那国町には陸自のオスプレイに加えて米軍のオスプレイを飛来させる可能性もある。

 関係機関同士で調整中で流動的な部分もある。関係者によると、本島内では日米のオスプレイを使って訓練する計画があり、陸自のオスプレイは那覇基地での離着陸が想定されている。

 石垣市には日米両方のオスプレイ飛来について打診があった。中山義隆市長は13日、琉球新報の取材に応じ、米軍に関しては「住民感情に配慮して、遠慮してほしいと伝えた」と答えた。陸自のオスプレイに関しては飛来が正式に確定した訳ではないとして、詳細な説明があり次第対応を考えたいとした。

 石垣島には2023年10月、日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」で陸自オスプレイが飛来した。新石垣空港で離着陸した。 

(明真南斗、照屋大哲)