【東京】森下泰臣陸上幕僚長は10日の記者会見で、自衛隊での無人艦艇導入について「小離島間の物資輸送では無人艦艇は非常に有益だ。視野に入れながら検討を進めていきたい」と前向きな姿勢を示した。県内での使用が念頭にあるとみられる。
米軍が無人艇導入を進めていることに関連して将来的な自衛隊の対応を問われ「全体としては海上自衛隊の所掌になるのかもしれないが」と前置きした上で答えた。
また、陸自が中心となって新たにつくる3部隊共同の海上輸送群について「南西地域の防衛体制を強化する中で、非常に大事なのが全国各地からいかに早く効率的に確実に部隊を移動し、装備品などを輸送するかだ」と述べた。
(明真南斗)