センスナー爆釣りで話題


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 数年間異常発生して釣り人を悩ませ続けたアバサーが少なくなったら、新春からセンスナー(和名ウスバハギ)の爆釣りが始まり、またまた異常発生かと釣り人のうれしい話題となっている。この魚、本土では冬はフグの代用として重宝がられるほどの美味な魚である。40―50センチぐらいの大きさになる。現在、那覇一文字から宜野湾周辺の各漁港で入れ食い中、また金武浜田漁港などでも釣れている。本部イカダでも高級魚シマアジに交ざって釣れたりする。一時的な大群なのか異常発生なのか今のところ不明だが、エサになるモズクが多くなるとカーエーが増えるように魚はエサが豊富になると数が増える。この魚は浅海に群れで行動し小さな貝やクラゲなどを食べるという。県内で数多く釣れる尾ビレが長いセンスルー(和名ソウシハギ)と同じカワハギ科の仲間である。

 ○那覇一文字のフカセ釣りで全員がセンスナー。糸満市の平良博さんの初釣りは13日、一文字の真ん中防波堤でハリス3・5号グレ針6号、オキアミのエサでフカセ釣り。大きな群れで近くの釣り人も全員ボーズなし。この魚、エサだけでなくサルカンやウキ止めにも食いつき何度もラインを切られたと言う。(丸沖つりぐ)

 ○一人10匹は釣る宜野湾マリーナ防波堤のセンスナー。マキエカゴを投入すると30匹ぐらいの魚が集まる。先端外側のポイントで平瀬正人さんの釣果。(シーメイト)

 ○夕方にヒット、各地のタチウオ。8日、泡瀬漁港で吉村学さんが全長110センチ、1・3キロの大型タチウオを釣った。(マンモス泡瀬)
 そのほかにも糸満西崎製氷場前や水釜でも釣れている。夕方の上げ潮狙い。

 ○カップルフィッシング、宜名真で彼女とカゴ釣り。両親の釣り好きを受け継いだ宜野湾市の仲里綾香さん。先日は古宇利島の漁港でガーラの数釣りをしたが、15日は宜名真で2度の大きなアタリを逃がして釣り上げたのは12センチぐらいのミーバイ。

 ○各地で尾長グレの魚影。沖縄名礁会の崎原盛一郎さんは数年ぶりに辺戸でのフカセ釣り。16日深夜3時半ごろ45センチのオナガをゲットした。道糸、ハリスは5号。隣の釣り人も同時刻に同サイズを釣っていた。(サンノリー北谷)
 那覇一文字でもグレが見えるが水温が高いのかエサを追わない。12日には万座のフカセ釣りで44センチなどが釣れている。

 ○宜野湾海岸タマンの穴場で71・2センチ。サンエーから浄水場までの海岸でテトラの上から打ち込むが、根掛かりは80%以上なので捨てオモリ式にする。道糸は12号、ハリスは14号、オモリは40号がベストバランス。エサ盗(と)りに強いシガヤーをエサにする。浅場なので大・中潮の朝の潮を狙うという、佐久本工機の米須清紀さんは15日午前5時半に71・2センチ、5・46キロの大型を釣った。(シーランド宜野湾)

 《お知らせ》シーガーカップ釣り大会は、申し込み多数につき今週末に締め切りますので参加申し込みは早めにお願いします。
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)白い魚がセンスナー、釣り人は平良さん
(2)宜野湾市で釣れたセンスナーと平瀬さん
(3)泡瀬漁港で釣れた大型タチウオと吉村さん
(4)宜名真漁港のカップルフィッシング。綾香さんと正幸さん
(5)沖縄名礁会の崎原さんと45センチの尾長グレ
(6)根掛かり80%の浅場で米須さんが釣った71・2センチの大型タマン