【中国時報】中国航空会社と共同経営実現へ


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 中華航空と陽明海運、万海航運の投資グループは12日、北京で中国揚子江快運航空公司との株の譲渡に関する調印式を行い、同社株49%を取得した。台湾と大陸の航空関連企業による共同経営が実現したのは初めて。中華航空らによる投資総額は、6億人民元(約86億円)。

 揚子江快運航空公司の親会社であり、中国四大航空グループの海南航空グループは「共同経営のパートナーには他の選択肢もあったが、中華航空ら投資グループの実績の多さと世界展開を目指すという共通する目標が決定の要因だった」としている。
 元旦の陳水扁総統による大陸への投資引き締めをにおわせる発言以降、大陸投資に対する政府の姿勢が注目されていた。中華航空らによるこの大型投資案件は、台湾政府の認可を得たもので今後の政府の出方を占うものとしても注目されている。