【中国時報】台湾IT企業印進出に二の足


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 近年インドは、英語力や優秀で廉価な労働力などが評価され、欧米企業のコールセンターなどの進出が続いているが、台湾のIT関連企業は販売拠点を置くのみで、インドに生産拠点を置くのは、業界最大手の鴻海グループ1社にとどまっている。
 インターネット・通信関連商品を生産・販売し、インドでは市場シェア2位を誇る友訊グループの李焜耀会長は「インドはインフラ整備や供給、流通のサプライチェーンが中国に劣るため、生産拠点としてのメリットが少ない」と、原因を語っている。
 しかし、台湾企業にも、インドのソフト開発や通信関連分野の豊富な人材に着目するところはないわけではなく、聯発科学では、2年前から研究開発センターをインドに置いている。友訊グループや明基グループでも現在、研究センター設置を検討中だ。