【中国時報】道教廟が学校設立 道術や呪文などを教授


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 台北市にある道教廟・保安宮は18日、保生道教文化学院の開学式典を行った。同学院は、2年を修業年限とする単位制の宗教研修機関で、道士が行う道術のやり方や呪文(じゅもん)の意味なども教授する。現在国会で審議中の法案が通過すれば、修了後大学への編入もできる。
 同学院によると、当面は土曜だけ授業を行い、道教の歴史や宗教体系、廟の建築様式などを学ぶ「道教通論」、道教の教義や儀式の型などを教授し、道士を養成する「道教と法教の科儀」、道教の経典である老子の「道徳教」を学ぶ「道教精典」の3科目を開設する。
 保安宮関係者によると、今回は40人募集したが、60人が応募。20歳から68歳までと学生の年齢層も幅広く、主婦や社会人や宗教学科の大学生から老齢の退役軍人まで、全国から多彩な学生が集まった。同宮は日本時代、学校として使われていた。