【中国時報】市場占有率が2位 大陸輸出で韓国抜き返す


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 国際貿易局は2月24日、中国における昨年の第4四半期の市場占有率が、11・9%に回復し、韓国を抜いて2位を回復したことを明らかにした。半導体と液晶装置の対中国輸出が、大幅に成長したことが要因としている。
 中国の税関統計によると昨年の第4四半期、台湾にはアメリカから大量の中国向け集積回路の発注があり、対中国輸出額は62億ドルと、一昨年同期より42%成長。液晶装置も37億ドルと、一昨年同期比で85%の大幅成長となり、いずれの品目でも中国での市場占有率は、第1位となった。

 1990年以来、台湾の中国における市場占有率は、韓国を大きくリードしていたが、近年の韓国による積極的な大陸投資の進行で、韓国の対中国輸出が大幅に成長。昨年の第1四半期には、韓国が台湾を抜き、大陸第二の輸入相手国となっていた。