【中国時報】対台湾ミサイル、精度上げ784基に


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 国防部は7日、台湾対岸に中国が配備するミサイル等の軍事情報を立法院に報告した。最新の衛星画像によるもので、短距離弾道ミサイルは現在、784に増加。精度も上がってきており、台湾のレーダー施設や空港などを破壊できる能力を持つに至ったとしている。
 この報告は、初の総統選挙を控えた台湾の近海で、中国がミサイル演習を行った96年のいわゆる「台湾海峡危機」10周年を機に公表されたもの。中国は毎年、40基の弾道ミサイルの試射も行っている。ミサイルは、年間75から100基のペースで増えている。
 また、中国は台湾攻撃を想定した軍事演習を繰り返しているが、昨年は広東で行うなど、比較的台湾から離れた地点で行う傾向が出ている。軍事衛星も、20基以上配備。うち3基は地上にある3メートル以内のものを認識できる、高い精度を持つとしている。