【中国時報】国有地を高額で落札 不動産業界、新プラン続々


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 かつて軍の娯楽施設として使われていた台北市新都心地区の国有地2千余坪が2日、一坪約995万円という記録的な高値で落札された。不動産業界では、これが地価上昇の起爆剤になるとみており、次々と発表される超高級マンションの発売プランの中には、坪単価360万円以上の超豪華版も出ている。

 この超豪華マンションを発売するのは、2年前、文教地区の大安区にある国有地約千坪を落札した樸真建設。坪単価100万元(約362万円)と過去最高だ。一戸110坪以上で、早ければ6月に発売する。
 発売中のマンションにも価格上昇の影響は出ており、仁愛路の「帝宝」の坪単価も、90万元(約325万円)の大台に乗る勢いだ。しかし、郊外のマンションや賃貸目的のマンションへの影響はさほど大きくはなく、過去最高値を更新するには至っていない。