【中国時報】中華航空改名か機体を塗り替え


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 中華航空は先ごろ、同社所有のA340型旅客機のうち、総統専用機として使用している機材を、子会社の華信航空の仕様に塗り替えた。このため機体から「チャイナ」の文字がなくなくなり、中華航空が“台湾航空”などへの社名変更に向け動きだしたとみられている。中華航空の名称が「中国の中国民航とまぎらわしい」と改名を求める動きは数年前からあり、今年日本で開催される世界台湾人大会でも、本年度の活動目標とされるもようだ。
 しかし、改称となれば、中国の反発を受けることは必至であり、香港や日本路線など、同社のドル箱路線などへの影響も免れない。中華航空は慎重な態度を示しており、「社名変更に関する政府の要請はない」「機体の塗り替えは、子会社の不十分な輸送力を補うため、機材をより有効に活用できるための措置」と回答している。