【中国時報】米軍施設跡で再利用案 文化的景観残し16のアイデア


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 台北市の陽明山にある米軍宿舎跡地の再利用案コンテストが18日、市内で開催され、地域住民や町づくりの専門家などから16のアイデアが発表された。参列した葉金河副市長は、文化的景観として残すことを支持する文書に署名した。元米軍宿舎は、面積2万4千坪で、市価70億元(約250億円)以上。現在台湾銀行が所有しているが、近く民間業者が買い取り、高層ビルが建設されることが伝えられたため、近隣の住民から反対の声が高まっていた。

 コンテストでは、芸術家の養成センター、外交官の訓練施設、ガーデンレストランなどのほか、隣接する文化大学の拡張キャンパスとするなど多くの意見が出された。
 会場ではバンドによるミニコンサートやアメリカ風のスナックの屋台、リサイクル店などのブースも出て、にぎやかに地域の再生を話し合った。