【中国時報】植物診療所オープン 病害虫に悩む農家に朗報


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 花蓮県に3月31日、台湾東部初の植物診療所がオープンした。1日目には早速近くの農家が、病害虫の被害に遭ったダイコンを携えて来診。植物医による診断と防除に必要な薬剤の処方を受けた。

 植物診療所の開設は、台湾大学農学部の発案で、台湾では新竹に続いて2軒目。病害虫の問題に悩む農家や農業関連企業は、全国390町村で100万戸ともいわれている。より早い時期に正しい処置を施し、被害を最小限に抑えることを目標としている。
 診療所には各種の検査機材がそろえられ、修士の学位を持つ植物医が常駐。通常の診療所同様、外来“患者”の診療を行うほか、遠隔地への出張診療も行う。正しい農薬の使い方を指導するほか、バイオテクノロジーを使い、農薬を使わない栽培方法なども指導していく。