台中地方法院の検察官は12日、携帯メールを使い、大陸で振り込め詐欺を働いていた詐欺グループを逮捕した。
これまで大陸から台湾に発信するケースはあったが、台湾からの発信は極めて珍しいため、「振り込め詐欺の大陸反攻か?」とも皮肉られている。
逮捕されたのは台中市と高雄市で、携帯電話などを使い、大陸の公安を装って大陸の携帯電話に、クレジットカードが不正使用されているので確認のため指定の口座に料金を振り込むよう指示するメールを送り、振り込まれた金を大陸から台湾に転送していた。
捜査当局によると、詐欺グループは、改造した携帯電話100台のほか、メールの発信装置を使い、1日平均30万通のメールを送りつけていた。
一度に大量のメールを送信していたため、台湾の電話回線がパンクし、電話会社の被害だけでも1千万元(約3500万円)に上るとみられている。
【中国時報】大陸で振り込め詐欺
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琉球新報社
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