【中国時報】韓国で中国移住ブーム


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 中国への経済進出に積極的な韓国では1992年の中韓国交正常化以降、中国への旅行や移民が急増している。2000年には旅行先として中国がトップの人気となり、昨年は中国への入国延べ人数が、他国を抑え1位になった。
 仕事や留学で、北京に居住する韓国人は6万人。台湾人の2万人や日本人の1万人を大きく引き離し、外国人居住者では1位となっている。上海、青島、大連などでは、韓国製商品の専門店や韓国料理レストランが軒を並べる“韓国人街”が次々と誕生している。
 中国に進出している韓国企業では、通常社員を3年から5年駐在させているが、駐在期間を終えても中国に残ることを望む者が少なくない。韓国は本来移民大国でもあるが、中国は欧米諸国などに比べ物価が安いため暮らしやすいことなども、移民増加の原因になっている。