【中国時報】10月は部分開通か 台湾新幹線


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 交通部の郭瑶其部長(国交相)は18日、台湾高速鉄道(新幹線)が工事遅延のため、今年10月の全線開通が危ぶまれていることを明らかにした。1カ月半から2カ月遅れとなる可能性も出てきている。
 工事が遅れているのは、板橋から台北区間。同区間では地下を走るため、在来線のトンネルを使用して工事を行っているが、軌道幅やホームの高さが異なるため、電気システムの工事に影響が出ている。軌道や土木工事は完了している。
 台湾新幹線は昨年10月の開通予定だったが、工事の遅れのため、すでに開通を1年延期している。政府と施工業者間の契約では、延期は1回しかできないことになっており、再度延期が決まった場合は、その責任の所在が問われることになる。政府では、全線開通が遅れた場合は、5月に板橋まで延長予定のMRTを利用するなどして対応したいとしている。