アーラミーバイを狙おうと、釣り仲間3人で計画した大城康喜さんは、6日の昼すぎから、先発隊として1人で辺戸岬展望台下のポイントへ入った。午後5時、フカセ釣りで釣ったシジャーを餌に仕掛けを海面に下ろすと、海底から大きな影が浮いてきて、ガバッと大きな口でシジャーに食い付いた。
本命のアーラミーバイだ。すかさず5メートルほどラインを送ってからアワセを入れると、70号の竿(さお)が海面に突き刺さった。必死でラインを手繰り、リールに糸を巻き込む。しばらくして海面を割って浮いてきたのはでっかいアーラミーバイだ。1人でギャフを打ったところで仲間が駆け付け、4人がかりで磯に引き上げた。これが40・5キロの大物。
しかし、ドラマはそれで終わらなかった。今度はポイントを譲ってもらった照屋翔さんの冷凍サバにも午前3時に再び大物が食い付いた。実は照屋さんは、この日が大物釣り初挑戦。同行のベテランのアドバイスで無我夢中でリールを巻くと、あっさり浮いたのは24・8キロのアーラミーバイ。ベテランも初挑戦の若武者にも忘れられない一日となった。(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎沖堤でアーガイ2・5キロ
各地でアーガイ(和名ヒブダイ)が活発な食い気を見せている。12日、末吉哲也さんはタマンを狙って那覇沖新堤に渡ったが、潮はタマンに向かない足元に寄せる「当たり潮」。遠投した仕掛けが25メートルまで潮流に戻されると、オキアミに2・5キロのアーガイがヒットした。
◎渡嘉敷沖アカジン活発
グルクンが急上昇と話す丸沖つりぐ若だんなの長嶺進さんは、磯渡しの最中に魚探で発見した渡嘉敷沖の「良い感じ」のポイントをいつか試してみようと目を付けていた。13日、その機会は訪れた。満を持して挑んだ結果は、4キロに迫るアカジンが舞い躍りプリプリのグルクンも好活性だった。
◎周辺の島々が好活性
週末には高確率の釣果を求め伊平屋、伊是名、伊江島、南部は慶良間の島々に釣行する釣り人は多い。そして確かに結果を残している。6日、阿嘉島に渡った上原康平君は45センチのカーエーと60センチのタマンを釣った。
◎前兼久漁港でチヌマン
4日、カーエー竿を担いで前兼久漁港に行った福原彰太さんは、狙いの夕刻を前に2・5号の細仕掛けで試し釣り。水深2メートルの浅場でヒットした魚は猛烈な走りを見せ、福原さんは30メートルも護岸を移動した。そうやって取り込んだ魚は47センチ、1・5キロのチヌマンであった。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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