一文字でタマン爆釣 初級者、強い引きに感激


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 毎年3月ごろからゴールデンウイークにかけ、那覇港沖堤防(一文字)はタマンが爆釣することで知られている。高嶺徹弥さんは4月30日に北の新堤でタマン13匹を釣って周りを驚かせた。
 2日の夕方、今度は知り合いのメンバー5人を連れ、再び同ポイントに渡った。メンバーのうち2人が全くの釣り初心者で、さらに2人が最近からタマン釣りを始めたばかりの初級者。
 高嶺さんは大忙しで、1人で4人分の仕掛けを作り投げ込んでゆく。シガヤーダコやシジャーの切り身をエサに70~80メートルほど遠投してアタリを待っていると、午後6時47分、宮城善一さんの竿(さお)にこの日最初のヒットが訪れた。
 タマンの引きを堪能しながら釣り上げたのが、60センチ弱のタマン。実は宮城さんはこれまで何度かタマンを狙って釣行したが、これが初めてのタマンで、その強い引きに大感激であった。
 その後にも全員にヒットがあり、50~67センチのタマンを10匹も釣り上げた。これには周りにいたベテランも驚きを隠せなかった。
(取材・仲栄真修)

【各地の釣果】

◎南大東アーラ72・6キロ
 南大東島の亀池港で県記録となる72・6キロの巨大アーラミーバイが上がった。(本紙12日既報)釣り人は漁師歴30年余の仲里鉄雄さん。魚の大きさも驚きだが、本島の釣り人の間で話題となったのが仕掛けや釣り方。ムロアジを釣って生きエサにし、仕掛けを100メートル流してアタリを待つのが大東島の大物釣りスタイル。島周りは急深な地形で数十メートルも仕掛けを流すと沖釣り並みの水深となり、カジキが釣れることもある。そして仲里さんが巨魚を上げた竿はなんと船釣り用の80号。リールはペン・セネター6/0ワイド。道糸とハリスはナイロン30号の通し式。針にいたってはタマン22号とか細い。怖るべし南大東島。(仲栄真修)

◎GFG杯初参加記念大会
 10日~11日の2日間、がまかつFG沖縄地区本部では、GFG杯への初参加を記念して釣り大会を行った。各部門の優勝者は次の通り。カーエー部門・新城貴光さん。タマン部門・高嶺徹弥さん。チヌ部門・渡辺秀則さん。

◎大会参加者募集
 日釣振沖縄支部主催、第4回カーエー沖縄王座決定戦が今月23~25日の日程で開催される。表彰式場は泡瀬漁港。参加申し込みは最寄りの加盟各店へ。

業界ニュース
 ○…つりぐの米吉は8日、うるま市のヤマダ電機近くに業界最大級の売り場面積を確保して移転オープンした。同店は24時間営業で「見てるだけで楽しい」店作りを心掛ける。
 ○…那覇市安謝にあるマンモス曙店が今月から24時間営業となった。同店一帯は県下最大の船釣り基地。「これで前の晩から餌を用意しなくてすむ」と釣り客は大歓迎。

 意見、要望をお寄せください。釣果写真、情報等も幅広く募集しています。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

4日、南大東島の亀池港で県記録となる72.6キロアーラを釣った仲里鉄雄さん
12日、那覇港沖新堤で51センチの尾長グレを釣った福本努さん
船釣りの特級ポイント、ナークゾネで10・3キロのアカマチを釣った喜瀬司さん
11日、西崎一文字で48センチのチヌを釣りGFGイベントのチヌ部門を制した渡辺秀則さん
4日、名城健作さんはファミリーを連れてパヤオフィシング。13キロのキハダを釣るなど父親の株上昇に貢献