23日から25日までの3日間、沖縄市泡瀬漁港をメーン会場に第4回カーエー沖縄王座決定戦が開催され、県内のカーエー釣り師100人が参加して日ごろの腕を競った。
大会に参加した大石和義さんは、23日の夕方から釣友の松島充さんと伊江島の具志漁港で一発大物を狙って竿(さお)を出した。
この日最初のヒットは深夜零時を過ぎてから松原さんにきた良型カーエー。休憩中の大石さんはそれを聞き知り再び釣りを開始した。仕掛けをはわせ気味にして狙っていると、間もなくウキが勢いよく消し込み、竿を引ったくるような強烈な引きが走った。
行かせては根ズレでラインを切られてしまうと思い、強引に巻き取ると意外にあっさりと浮いてきた。47・5センチ、2・56キロの大型カーエーで見事優勝を勝ち取った。同行の松島さんも3位入賞に輝いた。
大会で上位を占めた釣り人の主な釣り場は伊江島具志漁港、辺土名海岸、本部海岸、平安座海岸、糸満西崎周辺であった。カーエー釣りは今が最盛期、沖縄各地で釣れている。
主な大会結果は次の通り。(敬称略)
【優勝】大石和義(2・56キロ)【2位】萩原忍(2キロ)【3位】松島充(1・8キロ)(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎まだいける屋我地チヌ
大型チヌの季節は終盤を迎えているが、じっくり狙うことで屋我地ではまだ良型を見ることができる。27日、友人らとキャンプフィッシングを楽しんだ山城綾夏(さやか)さんは、カニを餌にぶっ込み釣り。50センチに迫る大物など5匹の釣果をあげ、キャンプのディナーに彩りを添えた。
◎沖堤でカマス退治
那覇沖新堤では時おり釣果をさらうオニカマスに手を焼いていた。21日、魚楽会の久高友寿さんは彼女とデートフィッシング。隣の釣り人が掛けたカツオが目の前で巨大なカマスにさらわれると、すぐさまミジュンを釣り、カマス退治を敢行。狙い通りの大捕物に彼女は「ほれ直した」とか。
◎クラブ親睦沖釣り大会
25日、赤野漁港を会場に「第23回中部地区釣りクラブ親睦(しんぼく)沖釣り大会」が開催された。本大会は県内で最も歴史のある釣り大会のひとつで、沖釣りのエキスパートがそろう。しかし特筆すべきは初大会から釣果の一部を福祉施設に寄贈するなどして、チャリティーの輪を広げていること。
◎釣り教室のおしらせ
シーランド北谷店では初級者からの要望を受け、6月1日15時から、熱田漁港で『投げ釣り教室』を行う。参加費は1000円で餌仕掛け付き。参加希望者は事前連絡を。098(936)1116(大城まで)
意見、要望をお寄せください。釣果写真、情報等も幅広く募集しています。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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