呉成典立法委員(国会議員)は2日、「両岸人民関係条例」を改正し、金門島に加工輸出地域を設立し、石垣島に代わる大陸との中継点とするよう政府に要請した。
呉議員によると、現在上海・台湾間を航行する船は、石垣島を経由するため、直接航行した場合に比べ、航行時間が約8時間余分にかかっている。石垣は夜間の通関手続きを行っていないため、時には海上で12時間待機することもあるなど、経済的デメリットが大き過ぎると指摘した。
また現実には、台湾と大陸を直接航行する船舶も少なくないと指摘。1992年に罰則が定められてから、すでに63隻が直航を理由に処罰を受けており、罰金総額は2億400万元(約7億2千万円)に上っている。中には、罰金の納付を拒否する例もあり、台湾への寄港自体を取りやめる事例も出てきている。
【中国時報】金門島を大陸との中継点に 呉議員要請
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琉球新報社
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