抜群のアクションと耐久性で県内のGT(ロウニンアジ)アングラーに大人気の「AZAMAルアー」。その製作者、安座真喜和さんによる新作ルアーのテスト釣行に同行した。
ポッピング、スキッピングとGTフィッシングにおける定番ルアーをリリースしてきた安座真さんが今回手掛けたのはジャークベイト。水面上でアクションする今までのGTルアーとは違い、ジャークベイトの真骨頂は水中でのウォブリングアクションにある。泡を引きながら水面直下をクネクネと泳ぐ様は、さながら弱った魚がフィッシュイーターから逃げ惑うようだ。
ポイントの水深は40メートル。はたしてこの深さからGTを水面まで誘い出すことができるのだろうか? ポッパーと比べてアピール力に欠けるこのルアーでキャスト&リトリーブを続けた。しかし不安は大魚の強烈な捕食音によって見事に打ち消された。ジャークベイトのリアルな動きに誘われて、40メートルの底から20キロを超えるGTが水面を割ったのだ。このGTを含めてこの日は4発のバイトを得ることができ、テストは大成功に終わった。
(取材・大城耕)
☆用語説明
ポッピング(水の抵抗を利用して音やしぶきをあげる動き)
▽スキッピング(水面を飛び跳ねるような動き)
▽ウォブリング(ボディーを左右に揺さぶる動き)
▽キャスト&リトリーブ(ルアーを投げて糸を巻き取ること)
【各地の釣果】
◎阿波連の地磯でガーラ
職場のメンバーで構成する釣りクラブ・タックルベリーは11日、渡嘉敷島で大物を狙って竿(さお)を出した。午後7時、伊覇広美さんは白イカの切り身を餌に114センチ、17キロのガーラを釣り上げた。
◎宜野湾マリーナでタマン
8日、泉川寛斉さんは気分転換に宜野湾マリーナで2本の投げ竿を立てた。午後10時半、これまで体験したことのない強烈な引きに、心臓がバクバクと激しく脈を打った。「切れるなよ」と心の中で叫びながら、自己記録を大幅に更新する66センチ、3・9キロのタマンを浮かせたが、「体に良くないですね」と苦笑い。
◎泡瀬沖キハダ41キロ
夜のキハダの活性が高い。12日、夜の大マグロに挑んだ照屋猛さんは、泡瀬沖で41キロのキハダをトビイカに食いつかせた。海底を目指す苛烈(かれつ)な突っ込みをハリス40号で40分をかけてしのいだという。
◎屋那覇島、驚異の魚影
8日、伊是名の屋那覇島にタマンを追ったチーム小潮の比嘉周史さんと栄野比順一さんは、島の魚影の濃さに驚いた。船着き場には人影に動じないガーラが群れ、雷鳴とどろく合間を縫って竿を出せば次から次へとタマンがヒットし、64センチを頭に多数を取り込むことができた。
意見、要望をお寄せください。釣果写真、情報なども幅広く募集しています。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f8276828102.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f8285b3486b.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f828e11ee53.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f8295f445a0.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f82a13f1ff6.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img48f82ac2072f5.jpg)